美味しい料理の幸福論。 Happy cooking
1人暮らしの青年のもとに母を失った少年がやってきた。家事も何もできない青年の苦悩な日々がやってきた。リクエストされる料理の数々。いじになる青年と少年。2人が見出した幸福論とは? 少年の悲しみ、青年の苦労。2人の行く末は? 料理からもたらせられる幸せと喜びと人間関係。青年と少年の2人の暮らしが始まった。アパートの一室で。ダメ生活が。

ダメダメ青年の料理の味はどんな味?

1.出会い論 だが、2年生の秋にめんどくさいことが起きた。
その日は日曜日だった。
2.買い物論 その時に頼彦は驚いた。
冷蔵庫を開けたら見事に何もなかったのだ。
3.食べ物論 問題は、ハンバーグだ。
作ったことのないものを作るのは難しかった。
4.カレー論 だが、いつ指を切り落としてもおかしくない手つきだ。
そして、ついにカレーが出来上がった。
5.お別れ論 葵に美味しいと言われることなく告別式の日がやってきた。
式は近くの葬儀場で行われた。
6.お幸せ論 大学をサボり懐かしの我が家に朝から電話をしていた。
それが、Happy cooking.
   モドル